2019年6月15日

ギターを立って弾く方法 |ストラップと構え方について知ろう

初めてギターを立って弾く瞬間ってわくわくしますよね。

ところが、実際に立ってギターを持ってみるとなんだか不安定でうまく弾けないものです。

でも、一体どうしてギターを立って弾くのは難しいんでしょうか?

今回はギターを立って弾くために必要なストラップの扱いから始めて、立った状態でのギターの構え方までを見ていきましょう。

※ボディが大きくて分かりやすいためアコギを使っていますが基本はエレキでも同じです。


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1.ギターを立って弾く基本を確認しよう

初めにギターを立って弾くための基本を簡単に確認しておきましょう。


まず、ギターを立って弾くときは「ストラップ」と呼ばれる肩ひもを使います。

そして構えるときは足を楽に開いてギターを体のやや斜めに持つこと。
さらに言うと少しだけ右肩を前に出すようなイメージを持つと弾きやすいです。

「初めて立って弾く」というのは実はなかなか難易度が高くて、ここで苦戦する人は多いので、焦らずゆっくり練習してみましょう。

ここからはもう少し丁寧に1つ1つのポイントを確認していきますね。


2.ストラップの長さを決めよう

さて、まずはストラップの長さを調整してみましょう。
とくに「立ったら急にギターが弾きにくくなった」という方はまずここを丁寧に確認して欲しいです。

※「ストラップって何だ?どうやって使うんだ??」という方は「ギターストラップの付け方と使い方 |長さの調整まで」を読んでみてください。

2-1 ストラップの長さと見た目

ギターを弾いている人の姿はとてもカッコよく見えますが、その印象を大きく左右する要素の1つがストラップの長さです。


例えばこの3つのスタイルだけでもかなり見た目が変わりますよね。
ライブなどではストラップの長さによってパフォーマンスや体勢も変わるので、見ている人に与える印象はとても大きいです。

今回は見た目についてはあまり深く触れませんが、もしも憧れのギタリストなどがいる方はぜひ一度「ストラップの長さはどれくらいだろう?」という部分にも注目してみてくださいね。

2-2 ストラップの長さと弾きやすさ

さて、ストラップの長さによって見た目と同時に大きく変わるのが「弾きやすさ」です。

というのも、ストラップの長さが変わると「手(肩)とギターの距離」も大きく変わるから。
例えば下の4枚の写真を肩とギターの距離に注目して見てみてください。


こうしてみると低めに構えたギターはかなり肩とギターが離れていますよね。
逆にギターを高めに持てば座っているときとそれほど変わらないことが分かります。

最終的にどの長さが弾きやすいかは本当に好みになるんですが、初心者のうちはストラップは「少し短め」が練習しやすいと思います。

一番の理由は座っているときに近い感覚で弾けるから。

さらに言うと、ストラップが短いと手首を動かしやすい、手先が繊細に動かせる、ギターがグラグラしないなどの隠れたメリットもあります。
つまり、高めにギターを構えるというのは手を思い通りに動かしやすい状態でもあるということです。

逆に言えば、長めのストラップにはよりしっかりとした体のコントロールが求められます。
ギターを低く構えるのはゲームで例えると「ハードモード」だと思ってください。

もちろん初めから自分の気に入ったスタイルに挑戦して練習したって全然かまいません。
「ストラップを短くすると弾きやすい」は行き詰まったときに思い出してもらえればそれで十分です。


3.立ったときのギターの構え方

次はいよいよ実際にギターを構えてみましょう。

冒頭で少しだけお話ししましたが、基本の基本は足を楽に開いてギターを少し斜めに構えること。
あまりに細かい話はまたの機会にしますが、大切なポイントを見ていきましょう。

3-1 ギターは斜めに

座ってギターを弾くときには皆さん多くの方は右足の上にギターを置いていますよね。
では立って弾く場合にはどうでしょうか。

「何を言っているの?」と思われるかもしれませんが、実は初心者の方に気を付けてほしいのがギターを「お腹の上」で支えるという構え方です。


少し分かりにくいですがこれが「ギターの重さがおなかの上にある状態」、つまりギターを真正面に持った状態ですね。

はじめて「ギターを持ってみて」と言われればきっと多くの方がこんな風に持つと思います。
実際に初心者のころの田村もそうでした。

ですが、この様子を横から見てみましょう。


見ての通り、腕を自然に下ろすとギターの厚みで肘がつっかえてしまいます。
エレキギターだともう少しマシなんですが、どちらにしてもこのままだと無理に肘を張ったガシガシした弾き方しか出来ません。

昔の田村がまさにそうだったんですが、このスタイルは本当に弾きにくい上に見た目もカッコ悪くなりがちです。

では、次にギターを少しずらして右足の上、もう少し言うと骨盤の上のあたりで支えてみてください。


どうでしょう、こうするとさっきよりは自然に腕が下せますよね。


ややギタリスト向けですが、余裕があれば腰や胸のあたりから体をひねるようにして右肩を少し前に出すとさらに腕が動きやすくなります。
※左肩を少しあげるイメージで後ろに、右肩を少し下げるイメージで前に出すのがポイントです。

3-2 ギターに腕を置いてもいい

これはギターをある程度高めに持っていないと出来ませんが、なんだか思い通りに腕を動かせないときはギターの端に腕を軽く置くようにするととても腕の動きが安定します。


1つ誤解しないで欲しいのは「ギターを押さえ込んで固定する」ようなイメージは持たないで欲しいということ。
あくまで「腕を思い通りに動かすための補助」として軽くギターと接するくらいがいいでしょう。

これについては実は「良くない弾き方だ」と言う人もいます。
ですが、田村は個人的にはまず弾きやすさを大切にして欲しいですし、現に一流と言われるようなプロの方でも細かなフレーズは腕や指を置いていることが多いです。

ただ、腕が浮いていてもギターが弾けるようになると演奏の幅がぐっと広がるので、いずれ少しずつ挑戦してみてくださいね。

3-3 ギターを体に置いてみよう

これは立ってギターを持つときに「体でもギターの重さを感じて支えて欲しい」という意味です。
例えば、下の写真を見てみてください。


写真は見ての通り、ただ何もせずにギターをぶら下げている状態ですね。

そしてこの状態で騙されたと思って試して欲しいのが「ただギターの重さを感じる」こと。
とくに、ストラップだけでなく「ギター本体から体にかかる重さもある」ということを意識してみましょう。

というのは、初心者のころはどうしても無意識に肩だけでギターを持ってしまいがちで、その結果ギターがグラグラになる人が多いからです。
大げさに言えばストラップで支えながら体の上にギターを置くようなイメージを持つとギターが安定します。


例えばギターがフラフラして弾きにくいときにはこんな風にほんの少しだけ体を後ろに傾けて(腰を後ろに引いて)みてください。
体で感じるギターの重さを少し意識するようにするだけでもかなり楽になりますよ。

3-4 弾き語り・姿勢・細かい体の使い方など

このセクションは少し細かい話です。
好みの分かれるものや中級者向けのお話もあるので内容は折りたたんでおきますね。
ご興味に合わせて読んでみてください。

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軸足はどっち? ここでの軸足というのはギターを弾くときに体重を支えている方の足のことです。

実は、今回ここまで田村が紹介してきたのは基本「右足を軸足にしたときの写真」です。
なら軸足は右がいいのかという話ですが、これは正直に言えば「ギターを弾きやすくて、体のバランスが楽にとれる」のであればどちらでもいいです。


例えば田村はこんな風に右側を見たいときや右に体を開きたいときに左足に体重を乗せたりします。


逆にここまでみてきた右足を軸足にするスタイルは左側を向くのが楽ですね。
これは正しい云々というよりはクセのようなものです。

そもそもライブではギターを弾きながら歩いたりもするので、ずっと同じ姿勢のまま演奏することの方が珍しいとも言えるでしょう。

なので軸足を考えるときにはまず試しに、両足、右足、左足にわざと重心をおいてみて「この場合はどんな風にギターを持つと弾きやすいかな?」と色々やってみるのがいいと思います。

鏡の前で色々な姿勢をとってみて、それでも決まらなければまずは右足、歌も歌うなら両足を軸にして練習を始めてみましょう。
弾き語りと姿勢 「ギターと一緒に歌も歌いたい!」という方もたくさんいますよね。

田村自身は歌や発声にそれほど詳しいわけではないんですが、やはり「バランスよくまっすぐ、楽な姿勢で立つ」と声が出やすいという感覚はあります。

そして、一時期悩んでいたのが弾き語りを練習するときの姿勢です。

というのも、田村はいつもはギターを弾きやすくするために少し腰を落としたり体を曲げたりしていて、発声を意識して姿勢をよくするとギターが弾きづらくなってしまったからです。

なんとか「弾き」と「語り」を両立するために、田村は歌を練習するときは

・ストラップを少しだけ低めにする
・両足に重心をおいて立つ
・ギターをしっかり体の斜めに持ってくる

ようにしています。


写真にするとこんなイメージですね。
少し解説します。

まずストラップは低くするとギターが不安定になりますが、その分ギターと体のあいだに余裕ができるので「体はまっすぐのままで腕を下ろしやすくなる」というメリットがあります。
これは慣れないと難しいので、少しずつ練習していきましょう。

そして両足に重心を置いたりギターを斜めに持ってくるのも、なるべく体を曲げたり偏った力を入れたりしないためです。
すでにご紹介した通り、ギターは体の斜めに来ているほうが楽に腕を下すことができます。

この辺りは一度お好きなアーティストさん(例えば「ゆず」のお二人や秦基博さんなど)の立ち方をしっかり見て参考にするのがいいと思います。
他にもバンドのギターボーカルさんなどは歌うときはまっすぐ立っていても、間奏になると全く違う姿勢でギタリスト顔負けのかっこいいギターを弾いていたりもします。

人によって少しずつ持ち方に個性があるので、弾き語りを目にする機会があればぜひ一度注目してみてくださいね。


4.どうしても立って弾けないときは

さて、実際にギターを練習してみたものの「どうしてもうまく弾けない」という方は決して少なくないです。

「慣れが足りないから頑張って」と言ってしまうと元も子もないのですが、やはりうまく弾けないともどかしいですよね。
もしも練習に行き詰まりを感じたときには一度気分転換に「しっかりと座って弾く」ことを練習をしてみてください。

例えば下の写真はあまりよくない例です。


この写真のように、普段ギターを弾くときにいわゆる「猫背」の状態でべったりギターを抱え込んでしまっている方や、あまり椅子を使わない方は立って弾くときに苦戦しやすい傾向があります。

田村も昔そうだったんですが、この弾き方が癖になっていると「ギターはがっしりホールドされていて当たり前」になってしまうからです。

座ってギターを弾く方法は「ギターの持ち方 |まずは構えてみよう」で詳しく説明しているので、良ければ参考にしてみてください。
少しだけ「立って弾くこと」を意識しながら読むのがいいと思います。

どの記事でもそうなんですが、田村がおすすめするのはあくまで「田村はこうしたらいいと思う」という内容であってギターの正解などではないです。
急ぐと大変なので、自分のペースで少しずつ弾きやすいスタイルを見つけていきましょう。


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