2018年9月10日

エレアコの使い方と必要なもの一覧 |ライブ・スタジオ・路上別

エレアコを使うのに必要なものは何で、使い方はどうすれば良いの?

これって初めてエレアコを使う人にとっては本当に分からないことだらけの問題ですよね。
田村の場合はエレアコの前にエレキギターの経験があったんですが、それでもあたふたしてしまった記憶があります。

今回はエレアコの演奏に必要なものやよく使う機材を一覧にまとめて確認した後、実際のスタジオ、ライブハウス、路上ライブ、レコーディングなどでのエレアコの使い方と流れを詳しく見ていきましょう。


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1.エレアコの演奏に必要なもの一覧

エレアコの使い方は、簡単に言ってしまえば「スピーカー・アンプとエレアコをケーブルで繋げること」だけなんですが、実はどんな状況で使うのかによってはその時必要なものも変わってきます。

なので、本格的なエレアコの使い方説明に移る前に、まずはエレアコを色々な場面で使いこなすための機材や道具をまとめて確認してしまいましょう。

優先的に必要なものから順番に、簡単に説明していきますね。


1-1 絶対に必要なもの(2つ)

まずはほとんどの方にとって必ず必要となるものについて見ていきましょう。


シールドケーブル

エレアコに限らず、ギターや電子楽器のアウトプットジャックとスピーカーアンプを繋ぐための音楽用ケーブルのこと。
一般的には単に「シールド」と呼ばれていて、まずはこれがないとどこにも音を送れません。

値段はメーカーや長さにもよりますが無名で1番安いものだと500円くらいから売っています。
※比較的安くて初心者から幅広い方におすすめできるのはCANAREというメーカーのシールドで2000円くらいです。


ライブハウスや練習スタジオではシールドを借りられることも多いですが、基本的には自分のものを1本用意しておきましょう。


9v電池

エレアコを動かすために必要な9v(9ボルト)の電池。
見慣れない人が多いと思いますが、普通の乾電池と違って箱型の四角い電池です。
値段は300〜500円ほど。
エレアコやエフェクターの場合は「デュラセル」という名前のオレンジ色の9v電池が定番です。

※稀に電池が不要な場合や、単3電池で動くエレアコがあります

※サウンドハウスはデュラセルの販売・扱いなしでした。


1-2 場合によっては必要なもの(3つ)

場合によって必要なものは、「エレアコにとっては絶対に必要なものだけど、その場で借りて使う人が多いもの」を基準に選んでみました。


DI

エレアコの信号をスピーカーに合わせて変換するための装置。
一応エレアコでライブをする場合、仕組み的には絶対に必要なんですが、ほとんどの場合はライブハウスや練習スタジオの備え付けのDIを借りることができます。

ソロギター系の人は自分のものを用意している場合もありますが、弾き語りやバンドライブでは会場のものを借りて演奏している人が多いです。
ちなみに田村が昔スタジオ練習用に買ったものはベリンガーというメーカーの3000円ほどのDIで、知る限りではかなり安いと思います。

どんな時にDIが必要なのかは少しだけややこしい話なので、また別の記事でご紹介しますね。
「DIってなんなんだ」という詳しい話もその記事で一緒に紹介しますので興味があれば後で見てみてください。


※ベリンガーDIは今のところサウンドハウスの方が安いようです。


キャノンケーブル

キャノンケーブルはシールドと似たようなものなんですが、差し込みの形が少し違います。
これはDIから出る信号をスピーカーに送るために必要なケーブルで、DIとセットで借りられる場合が多いです。

基本的にはミニアンプを使って路上ライブをする人以外はほとんど持っていないと思います。
DIを自分で用意する場合でも、キャノンケーブルは会場のものを使うのが一般的です。
値段は1000円くらいから。


※基本的なキャノンケーブルは一端に3つの凸端子、もう一端に3つの凹端子があるもの(どちらも太い筒状)で、片側がシールドのジャック状になったタイプと少し用途が違うので気をつけてください。


ミニアンプ

家や小さな会場で使うための小型のアンプ。
家での音作り、ストリート(路上)での演奏、音響設備のない小さな会場での持ち込みライブなど、自分でスピーカーを用意する場合に必要です。

この場合、演奏スタイルによってキャノンケーブルも必要になります。
値段は5000円くらいから。

※ストリートでも使える電池駆動のタイプになると3万円くらいします。
ここではストリートではド定番のCUBE-Streetというアンプを載せておきますね。


※一緒に出てくる「CUBE Street EX」は一回り大型でパワーと音が改良された上位機種です。


1-3 有ると便利なもの(なくても良い)

これは本当にオプション要素ですが、さらに演奏を便利にしたりエフェクト的な味付けをしたい時などに使う道具で定番のものをいくつか紹介しておきますね。


サウンドホールのフタ

サウンドホールを塞いでハウリング(フィードバック)ノイズを防止するためのカバー。
ハウリングについてはまた後で詳しく説明しますが、エレアコをバンド演奏に使うときは持っておくと便利なアイテムです。

値段は500円〜1000円ほど。



ペダルチューナー

ペダルチューナーはよくあるクリップタイプのチューナーと違って、エレアコからシールドケーブルでつなぐことができるチューナーのこと。
直接エレアコからの信号が繋がっているので周りがうるさくても正確にチューニングができ、チューニング中はスピーカーから音が出ない(ミュート)機能が付いているので、お客さんに余分な音を聞かせずにすみます。

ライブを定期的にする人は1つ持っておくととても便利です。
値段は4000〜6000円ほど。
田村を含めKORG製のものを使っている人は多いです。



エフェクター

エフェクターというのはエレアコの音にリバーブやコンプ、コーラスなどの「効果」を追加する機材の総称です。
例えば、もっと音を響かせたい、粒立ちのいい音にしたい、きれいに音を重ねたいなど、場合に応じて使い分けます。
高機能のDIには標準でいくつかのエフェクト機能が付いていることもあります。
値段は3000円から数万円まで様々です。
エフェクターの種類はたくさんあるので、ここでは色々なエフェクトが使える「マルチエフェクター」の中から定番のものを例として紹介しておきますね。


※アコギでよく使われるのはリバーブ、コンプ、コーラス、ディレイなどのエフェクトです。


その他アコギ演奏に必要な道具

あとは、ピック、サムピック、ストラップ、譜面台、カポなど、自分のアコギの演奏スタイルに合わせて欲しい道具をそろえていって下さいね。


2.色々な場面でのエレアコの使い方と流れ

さてそれではいよいよスタジオやライブなど具体的な場面の中で、一体どんな風にエレアコを使えばいいのかをご紹介します。

さきほど紹介した道具のことも含めて、「エレアコの使い方」を確認していきましょう。


2-1 ライブハウスでエレアコを使う

ライブハウスを借りていわゆる「箱ライブ」をするときは、ほとんどの場合ライブハウスに備え付けのDIがあります。
定番はBOSSというメーカーのもの。
また譜面台やマイクスタンド、ボーカルマイクなども必要であれば貸してもらえるでしょう。

つまり、ライブハウスでエレアコを使うときに自分で準備する必要があるのはエレアコ、シールドケーブル、電池の3つだけです。

ライブハウスの場合は演奏までの手順もとても簡単で、エレアコに電池を入れてシールドジャックを刺したら、あとはもう片方のジャックをスタッフさんに渡すだけです。

もし分からないことや困ったことがあっても、共演者さんやスタッフの方に聞けばちゃんと教えてもらえると思うので安心してください。

いつも使っている自前のDIや機材がある場合はそれをセットしてもらうことも出来るので、音作りなどにこだわりたい場合は少しずつ道具を増やしていきましょう。

※ライブハウスのものを借りたい場合は、必ず電話かホームページで事前に借りられるかどうかを確認しておきましょう。とくにDIと譜面台は要チェックです。

・必要なもの
電池、シールドケーブル

・必要なら準備するもの
チューナー、エフェクター類、カポなど

・借りられるもの
DI、譜面台、マイクスタンド、ボーカルマイク、イスなど


2-2 スタジオ練習でエレアコを使う

スタジオでの練習でエレアコを使いたい時には、まずは「DIが借りられるかどうか」が大きな問題になって来ます。

もしスタジオでDIが借りられれば、持っていくのはシールドとエレアコと電池だけでOKです。

ただ、備え付けのDIがなかったり、レンタル料(100円〜300円)がかかるスタジオさんもあるので、この場合はいっそ自分でDIを用意したほうがいいと思います。
ライブ本番でDIを借りるという人はあまり高額なものを買っても仕方ないので、3000円前後のDIを探してみましょう。

スタジオでエレアコを使う場合は「ミキサー」と呼ばれる装置(スピーカーのボリューム調整などに使う)をいじる必要がありますが、はじめはスタジオのスタッフさんを呼んで接続の方法を教えてもらうのがおすすめです。

音楽スタジオの場合はエフェクターや譜面台、ギター本体の貸し出しなどをしているところもあれば、ほとんど何も借りられないところもあるので、何か使いたい機材がある場合は必ず事前に確認をとって下さいね。
また、貸し出し用のDIも数に限りがある場合があるので、出来れば部屋と一緒に予約しておくと安心です。

・必要なもの
電池、シールドケーブル

・必要なら準備するもの
チューナー、エフェクター類、カポなど

・借りられるもの
マイクスタンド、ボーカルマイクなど
DI、その他はスタジオによって大きく異なる


2-3 路上ライブでエレアコを使う

路上、ストリートでエレアコを使うライブがしたいという場合は、使うものを全て自分で用意する必要があります。

つまり、エレアコとシールドの他に、最低でも電池で動くミニアンプが必要ということ。
そこからさらにボーカルマイクやスタンド類など自分の使いたい機材を持っていくのでどうしても大荷物になってしまいます。

ちなみにストリートの場合、エレアコのシールドをミニアンプの「ギター用インプット」にさせばDIがなくても演奏は可能です。
通常の弾き語りであればこれで良いでしょう。

ただ、ソロギターなどで少しでも音を良くしたい場合はDIとキャノンケーブルも用意してマイク用インプットにつないだ方がはるかに音質が良くなります。

※DIのバランスアウト(あとで説明)とボーカルマイクを両方使う場合は、アンプにキャノンケーブルの差込が2チャンネルあるか確認して下さい。なかった場合、シールドをもう一本用意してDIの「シールド用アウトプット」とアンプをつなぎましょう。

・必要なもの
電池、シールドケーブル、ミニアンプ(電池駆動)

・必要なら準備するもの
チューナー、エフェクター類、カポ、ボーカルマイク、マイクスタンド、DI、キャノンケーブルなど


2-4 レコーディングでエレアコを使う

レコーディングについてはいわゆる宅レコ・セルフレコーディングなのか、プロに依頼したレコーディングなのかで必要なものが大きく変わって来ます。

また生音を録音するのかライン録音(シールドから出るエレアコの音を録音する)なのかによっても大きく違うと言えるでしょう。

例えばライン録音で録音する場合、レコーディングスタジオならシールドのみで良いですが、宅レコになるとDIや「オーディオインターフェース」と呼ばれる装置、パソコン、専用の編集ソフトなども用意する必要があります。

また、マイク録音の場合はさらにそれ専用のマイクとスタンド、キャノンケーブルなどが必要になってしまいます。
プロに頼むとどうしても値段が高くなりますが、最近はレコーディングスタジオと機材だけ借りて自分でレコーディング出来るところもあるので、気になる方は「〇〇(お住いの地域名) レコーディングスタジオ」などで検索して色々調べてみて下さい。


3.エレアコの使い方と電気的な仕組み(共通編・やや難)

さて、それでは最後になりましたが「教科書的な意味で」エレアコをスピーカー、アンプに通して演奏する時の基本的な手順と流れを確認しておきましょう。

実際には先ほどの具体的な使い方だけで不自由ないと思うので、参考程度にサラサラと見てみてください。

①エレアコに電池を入れる
エレアコから音を出すためには本体に電池が入っている必要があるので、まずはエレアコに電池を入れます。
電池はエレアコの信号を補強してくれます。

②アウトプットジャックにシールドを刺す
エレアコのエンドピン付近に付いている穴「アウトプットジャック」にシールドと呼ばれる音楽用ケーブルを刺します。

③シールドの一端をDIにつなぐ
先ほどエレアコにつないだシールドのもう一端をDIという装置のインプットにつなぎます。
エレアコの信号はDIの中で「スピーカー用」の信号に変換されます。
DIとエレアコの間に必要に応じてチューナーやエフェクターをつないでも良いです。

④DIとスピーカーをキャノンケーブルでつなぐ
DIの「バランスアウト」とスピーカーをキャノンケーブルと呼ばれるノイズに強いケーブルでつなぎます。
1つのスピーカーで色々な楽器を使う場合は「ミキサー」と呼ばれる装置を間に通します。

⑤エレアコとスピーカーの音量を上げて演奏する
あとはエレアコ本体の音量とスピーカーの音量を調整すれば、演奏が可能になります。

※DI(ディーアイ)とは?
エレアコの信号をスピーカー用に変換・補強してくれる装置のこと。
別の記事で説明しますので今はあまり深く考えないで下さい。

どうでしょう、エレアコを使う方法は簡単に言えば「エレアコ→DI→スピーカーを順番にケーブルでつなぐ」だけなんですが、電気的にはこんな仕組みになっていたんですね。

そして、すでにご紹介したようにライブハウスなどでエレアコを使う方法は実際にはもっとシンプルで簡単です。

この内容は「もう少し詳しくエレアコの機材が分かるようになりたいな」と思ったときにでもまた見返してみてください。


まとめ

エレアコを実際に使う流れや、そのとき必要になるものについて何となくイメージ出来ましたか?

実際にエレアコを演奏するのは案外簡単ですが、自分でスピーカーやアンプ、イコライザー、ハウリング、DIなどのことも分かるようになるともっとエレアコの楽しさが広がるので、良かったらそれも少しずつ覚えていってくださいね。

スタジオでのスピーカー(ミキサー)の扱いなどについてもいずれきちんと記事にしていくのでぜひお楽しみに。

何はともあれ、今回このエレアコの使い方編の記事を読んでいただいた皆さんは、きっとこれから初めてエレアコを弾いてみる方たちですよね。
これはわざわざ田村が言うまでもないことですが、バンドでの演奏もスタジオ練習も、スピーカーを通したアコギの音には色々な楽しみが詰まっているので、少しずつエレアコに慣れながらぜひ思いっきり楽しんでくださいね。


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