2018年5月24日

ギター弦交換の方法 |きれいに張り替えるコツと注意点とは


皆さんはギターの弦を交換するとき、何に気をつけてどんな方法で張り替えていますか?

もしかすると「今回が初めて!」という方もいるかもしれませんね。

ギターを弾く人にとって避けては通れない弦交換ですが、きれいな弦の巻き方や、張替え後の弦の音を良くするコツは意外と知らない人が多いもの。

例えば、新しい弦にちょっとした工夫をすることで、ギターの音は見違えるほど変わるんです。

今回は見た目と音がきれいで、チューニングも安定しやすいシンプルな弦交換の方法と、弦交換にまつわる色々な知識について一緒に見ていきましょう。


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1.弦交換の準備をしよう

まずは弦交換を始める前に、必要な道具の確認と、新しい弦にちょっとした一手間を加えておきましょう。

とくに新しい弦の下準備は張替え後の音にも大きく影響する大切な内容です。


1-1 弦交換に必要な道具は?

実は弦交換に「必ず必要」と言えるのは、新しい弦と弦を切るニッパーだけです。

今回はそれに加えて、出来れば持っていて欲しい「ギタークロス」と、あると便利な「ペグワインダー」と呼ばれる道具の使い方についてもご紹介しておきますね。

※弦は好みのもので良いので1セット用意しておきましょう。


弦を切るニッパー



ニッパーとは古い弦や、新しい弦の余った部分を切るために必要な道具のこと。
使い方はハサミと同じで、弦を刃先で挟んで切ります。

ニッパーとペンチはほぼ同じものですが「ラジオペンチ」は少し目的が違うものなので気をつけてください。

ニッパーは100均でも売られているので、1つ自分で持っておくと良いでしょう。


ギターを拭くクロス



クロスとはギターの掃除に使われる「柔らかいハンカチのような布」のこと。

ギター専用のクロスである必要はありませんが、出来ればギターの塗装に傷を付けないような柔らかい繊維のものが良いでしょう。

クロスはちょっとした掃除やメンテナンスに欠かせないものなので、弦交換でも持っていると重宝します。
ギター用クロスは楽器屋さんで売っていて500円程です。


ペグワインダー

ペグワインダーとは、弦を巻き取るための「ペグ」を素早く回すための道具のこと。
「ペグ回し」と呼ばれることもあります。

ペグワインダーは素手に比べて小さい力で速くペグを回せて、アコギのエンドピンを抜くための「釘抜き」のような機能もついているので、弦交換のときにあると便利です。
また最近ではニッパーの機能まで付いた高性能ペグワインダーも売られているようですね。

ただ、田村としては「弦を巻き取るとき」は、初心者の方には出来れば「丁寧な手巻き」をおすすめしたいところ。
ペグワインダーは「弦を楽に外す道具」だと思っておきましょう。

シンプルなペグワインダーは楽器屋さんで200円くらいで売られています。


1-2 新しい弦を伸ばしてねじれを取ろう



新しい弦は張り替えの前にパッケージから出して「伸ばしておく」のがおすすめです。

というのも、新品の弦は「小さな円形に巻かれた状態」で売られていますよね?
この弦を巻くという作業のなかで、どうしても弦には「ねじれ」が出来てしまうんです。

このねじれはギターの出音にとって決して良いものではないので、これをなるべくほぐしてやるために、新しい弦は先に開封して伸ばしておきましょう。

こうすることで、古い弦を外したりギターを掃除したりしている間に少しでも弦がまっすぐに戻ってくれます。

田村は余裕があれば弦交換の前日から1日くらい、弦を伸ばして吊っておくようにしています。
寝る前などに準備しておくといいかも知れませんね。

※最近では小さく丸めずに、元から真っ直ぐな状態で売られている「ストレート弦」も人気です。


厚紙で「弦のハンガー」を作ろう



新しい弦は机の上に伸ばして置いておくだけでも良いんですが、厚紙に切れ込みを入れてハンガーを作り、壁に貼っておくのがおすすめです。
ハガキやお菓子の空き箱などで簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。


2.古い弦を外す方法と捨て方

さて、弦交換に必要な道具やスペースが確保できたら早速ギターの弦を張り替えていきましょう。

まずは今張られている古い弦を外すところからです。


2-1 弦をダルダルに緩める



はじめに、今ギターに張ってある弦を全てダルダルに緩めてしまって下さい。

この時、緩め方が甘いとギターにあまり良くない上に、最悪の場合ケガをしてしまう可能性もあるので、大げさなくらい緩めきってしまいましょう。

初心者の方は、弦を緩める前にヘッドの写真を撮っておくと後で役立つかもしれません。


2-2 弦を切る・ほどく



弦が完全に緩んだら、ちょうど真ん中あたりで弦を切るか、そのまま緩めきってほどいてしまいましょう。

エレキギターの場合はヘッド側を外せばスルッと弦が抜けるようになっているものが多いです。
アコギやエレアコの場合は「ブリッジピン」を抜いて弦を交換しましょう。

※まだ弦がきれいで再利用したい場合は切らずにほどきます。


エレキギターの弦を外す



エレキギターの弦はヘッド側を解けば簡単に外せますが、丸まった弦の先が引っかかって抜きにくい場合は切ってしまうと良いでしょう。


アコギの固いブリッジピンを抜く



アコギのブリッジピンは素手でも抜けますが、固い場合はクロス越しにペンチで挟んで抜くと楽です。

「ブリッジピン抜き」やペグワインダーがある場合はそれを使うのも良いでしょう。
外したブリッジピンは無くさないようにまとめて分かりやすいところに置いておきましょう。


2-3 外した弦の捨て方



外した弦の捨て方ですが、ギターの弦は金属なので、燃えるゴミや一般的な燃えないゴミとして捨てることが出来ません。

細かい捨て方の決まりは住んでいる地域によって違いますので、詳細は地域のゴミの分別表で確認しましょう。

捨てる弦はそのままだと指に刺さったりかさばったりするので、6本まとめて小さく丸めてまとめてしまうのが良いでしょう。
(田村の場合、きれいな弦は写真のように1本ずつきれいに丸めてスペアにとっておいたり、違うギターに移植したりします。)


弦専用のゴミ箱を用意しよう

「弦を捨てるのが面倒だ」という方は「弦専用のゴミ箱」を1つ作って、そこに古い弦放り込むのがおすすめです。

100均などで売られている部屋用の小さなゴミ箱でも、少なくとも数年はゴミ出しの必要がないと思いますよ。


2-4 ギターと指板を掃除しよう



弦交換は普段は掃除しにくいギターの指板やフレットなどをきれいにする絶好のチャンスでもあります。

とくに指板は手垢などが溜まりやすく、放置すると汚れが固まって落ちにくくなったり、フレットや弦の錆びにもつながってしまいます。

ギターの弦を張り替える時には、クロスで隅々まで拭いてやる習慣を付けましょう。


3.新しい弦の張り方・巻き方

さて、それではいよいよギターに新しい弦を張っていきましょう。

新しい弦の張り方・巻き方によっては、弦交換後のギターの音色やチューニングの安定性が大きく変わってくるので、なるべく丁寧に張り替える必要があります。

とは言っても、ちょっとやそっとの失敗で弦がダメになったり音が出なくなったりはしないので、初心者の方もあまり心配しないでくださいね。


3-1 弦の順番と巻く方向の確認



まずはギターの向きと弦の順番を確認しておきましょう。

弦の順番はギターを持ったときに床側にくるのが1弦(細い弦)で、顔側に来るのが6弦(太い弦)です。
巻き取る方向は、内側から外側に向かって巻き込むようにします。
(ペグのつまみを左に回して巻き取る)

初心者の方は間違えないように気をつけて下さいね。


3-2 ペグの向きをそろえておこう




次にペグの穴の向きを、新しい弦を通す方向にそろえておきましょう。

とくに初心者の方は先にペグの向きをそろえておくと後がスムーズです。


3-3 ボールエンドをブリッジ部に固定しよう



ボールエンドとは弦の先に付いている丸い輪っか(ビーズのようなもの)のことです。
新しい弦を見ると、それぞれ片側だけにボールエンドが付いていると思います。

まずはこのボールエンド側をブリッジ付近の穴に引っ掛けて、ブリッジピンなどで固定しましょう。


エレキギターの場合



レスポールなどのエレキギターはブリッジのすぐそばに弦を通すための穴があります。

このタイプのギターは、ボールエンドがない方の弦先を穴に通して引っ張れば、ボールエンドが引っかかって固定される仕組みなので簡単です。

ストラトキャスターなど、ボディの裏側に空いた穴から表のブリッジに向かって弦を通す仕組みのエレキギターもあります。


アコギ・エレアコの場合



アコギやエレアコの場合はボディの表側から中に向かってボールエンド付きの弦先を差し込んで上からブリッジピンを指して固定します。

ブリッジピンに掘ってある溝が弦の方を向くようにして、弦を軽く上に引っ張りながらゆっくり差し込んでください。

軽く差し込んだら、後でブリッジピンがずれないように弦をぎゅっと上に引っ張って確認しておきましょう。


3-3 弦をペグの穴(溝)に通す



さて、弦のボールエンド側がブリッジに固定できたら、もう片側をギターヘッドの方に持っていき、ペグの穴に通しましょう。
穴ではなく縦に深い溝が切ってあるギターもありますが、この場合は上から溝に通せばOKです。

この時、変に力を加えて弦を曲げたりねじったりしないように気をつけてくださいね。


3-4 弦の巻き数を調整する



弦をピンと張って穴に通した状態ではペグに巻きつける余裕がないので、弦を少し戻して余らせる必要があります。

実はこの時の「余らせ具合」によって「弦のペグへの巻き数」が決まります。


弦の巻き数の目安はどれくらい?何周?

弦に巻き数は音色やチューニングの安定にも影響する大切な要素。
どちらかと言えば巻き数が少ない方が利点が多いですが、初心者の方やよく分からないという方は、まずペグの距離を基準に弦を緩ませるのがおすすめです。

ペグが3つずつ両側に分かれているギターの場合はペグ1つ分、片側に6つ並んでいる場合はペグ2つ分の長さ緩ませるのが目安です。

とは言っても、短すぎて弦が巻けなかったり、長すぎて弦が重なったりしなければ大きな問題はないので安心してくださいね。
慣れて来たら「2周」くらいを目安に巻けるように長さを調整してみましょう。


3-5 きれいな弦の巻き方とコツ

それではいよいよペグを回して弦を巻き取っていきましょう。

ここからは少しコツがいりますが、弦をなるべく隙間なくきれいに巻く方法をご紹介しますね。


1.弦をつまんで緩める



①ペグの長さを基準にする
②弦を軽く引っ張って、ペグ1つ分空けた位置をつまむ
③つまんだ弦を巻き取るペグまで戻し緩める
④その位置がずれないように右手で弦を持つ

一般的には①のステップで「弦に折り目をつける方法」が有名ですが、弦に折り目をつけると実は弦をきれいに巻くのが難しいので、ここでは折り目を付けずに巻いてみましょう。
折り目有りがおすすめできない理由については後でちゃんと説明しますね。


2.弦を巻きながら折る



①右手は「弦を固定する」意識で、左手でゆっくりペグを左に回す
②このくらいまでペグが回ってきたら少しずつ右手で弦を引っ張る力を強める
③ペグを回しながらこの部分に鋭い折り目をつけるイメージ

※①「弦を引っ張りすぎないこと」がコツで、この段階で引っ張ると弦がずれてしまいます。
※②③きちんと折り目がついてからは、しっかり弦を引っ張りながら巻くのがポイント


3.弦を巻きとる



①半周回ってきた弦の先の「下」に弦を巻いていく
②さらに半周で回ってくる「折り目」の「下」に弦を巻いていく
③残った弦をそのまま下に下に、弦が軽く張るまで巻き取っていく

※③弦を巻く時は、ブリッジにきちんと弦が乗っているかの確認も忘れないようにしましょう。

弦を巻いているときは右手がすべって弦が緩まないように気をつけてください。
また、弦を巻くときにナット(ヘッド部分で弦を支える白い部品)と弦が擦れてしまわないように、少しナットから弦を浮かせておきましょう。

あとはこのまま6本とも弦を軽く張っていきます。

ちなみに余ってペグから伸びている弦は邪魔なら切ってしまいましょう。
※余った弦を切るかどうかについては後で少し詳しく紹介しますね。


3-6 弦に折り目をつけるのは難しい?

さて、一般的によく使われている「弦に手で折り目をつける巻き方」はあまりおすすめできないと言いましたよね。

ここではその理由などについて少しだけ触れておこうと思います。


弦に折り目をつけるとどうなるか



試しに①のように、弦の巻き始め位置に折り目をつけて弦を巻いてみますね。

この方法でも巻き始めだけは順調なんですが、しばらくペグを回すと②のように「折り目がペグの穴を通り抜けてしまう」ことが多いです。
もちろんこれを無視して弦を巻くことも出来ますが、それは「ペグと弦の間に隙間ができる」大きな原因の1つになってしまうんです。

今回は少しでも隙間を小さくするために③のステップでギュッと弦を引っ張って締め直してみました。
しかし④の巻き上がりではやはり隙間ができてしまっていますよね。

おそらく初心者の方の場合は隙間の大きさがこの程度では済まないので、折り目をつけるのはあまりおすすめできないんです。


弦とペグに隙間ができるとどうなるの?

ちなみに弦とペグに間ができてしまってもギターの音はきちんと出ます。

しかし、この隙間が大きければ大きいほど「新しい弦のチューニングや音色がとても不安定になる」というデメリットがあります。

とくにチューニングに関しては、隙間が大きいと「弾いているうちにみるみるチューニングが下がるギター」になってしまうので、弦はなるべく丁寧にきれいに巻くようにしましょう。


4.弦交換後のチューニング

さて、6本の弦が張れたら最後の仕上げに取り掛かりましょう。


4-1 チューニングを合わせる



まずは張り替えた弦をしっかりチューニングしていきます。

チューニングは6弦から始めて順番に1弦まで合わせていくのが基本。
張り替えたての弦はチューニング中にもどんどん音がずれていくので、必ず2〜3セットはチューニングしましょう。


自分が弾いてる弦をよく見て

初めての弦交換では「チューニングで弦を切ってしまった」という初心者の方が後を絶ちません。

その理由はほとんどの場合「見る弦を間違えたから」です。
例えば、2弦のペグを回しながら実は3弦を弾いてしまっていて、いつまでたっても音が変わらないのでペグを回し続けていると弦が切れた、なんてことは良くあるんです。

せっかく張り替えた弦なので、初心者の方は自分が弾いている弦とペグの位置をしっかり確認するようにしてくださいね。


4-2 弦交換後のチューニングを早く安定させるには?

張り替えた直後の弦はしばらくは緩みやすく、チューニングが不安定になります。

早く安定させたい場合は、少しガシガシと強めにギターを弾いてみましょう。
軽くチョーキングをするのも効果があります。

ただし、絶対にしないで欲しいのは「ブリッジ・サドル付近の弦をぐいぐい押さえる」という方法。
これは弦を大きく傷めて寿命を縮めてしまう上に効果も薄いので、絶対にしないでください。

弦を隙間なくきれいに巻けるようになってくるとチューニングも安定しやすくなるので、まずは弦交換を丁寧にすることが1番の近道ですよ。


5.弦交換について知っておきたいノウハウとQ&A

ここからは弦交換についてさらに知っておいて欲しい「こだわりの豆知識」をいくつかご紹介しますね。

知らなくてもとくに困りませんが、知っているとちょっと面白い・お得なお話です。


5-1 弦交換で余った弦は切る?伸ばしっぱなし?




田村も昔は「余った弦は当然切るに決まってるでしょ」と思っていたんですが、実は伸ばしっぱなしにするかどうかでギターの音と寿命は変わるんです。

これは「巻弦」と呼ばれる弦に巻いてある「コイル線」によって起こることなんですが、経験的にも伸ばしっぱなしの方が音が良く、また弦も長持ちします。
嘘のような話ですが、本当です。

よくロック系のギタリストで弦を伸ばしっぱなしにしている人がいますが、あながちカッコをつけているだけとも言えないんですね。
興味があったら弦を伸ばしっぱなしにしておいた時と、短くカットした時で1週間くらい音の違いを比べてみてください。

ただし、伸ばしっぱなしはとにかく危ないですし、ソフト系の柔らかいギターケースが破れる原因にもなるので、現実的には「切らずに先端を丸める」くらいが妥協点だと思います。

※田村は持ち運ぶギターの弦は短く切ってしまうことが多いです。


5-2 すべての弦を緩めるとネックには負担?

今回田村がご紹介した「すべての弦を一度に緩めて交換する」方法には実は賛否があって、「全部の弦を緩めてしまうとネックに良くない」という意見もあります。

つまり「1本張り替え終わってから次の弦を緩める」ようにして1本ずつ弦交換する方が良いという考え方ですね。

これはネックの張力変化による負担を減らすのが目的ですが、正直、月1回2回の張り替えであればあまり気にしなくて良いと思います。

昔、一時期は田村も1本ずつ弦を張り替えていたんですが、ギターと長く付き合ううちに「どちらでも大丈夫だ」という結論になりました。
そもそも、それを言うなら楽器屋さんなどは「試奏の度に弦を張ったり緩めたりしている」わけなので、それこそ無茶苦茶です。

※その話の詳細は「ギター保管で弦を緩めるメリットとデメリット」という記事へどうぞ。

ひとまず難しい話は抜きにしても、「ギターの掃除やメンテナンスがしやすい」というメリットは大きいので、田村はいっぺんに弦を外して張り替えるのをおすすめしておきます。

ネックへの負担を減らすという意味では、弦をすべて緩めてからなるべく早め(1〜2時間以内)に新しい弦を張ってやるようにしてやれば十分です。


5-3 弦が1本だけ切れた場合の弦交換は?

弦交換のよくある疑問として「1本だけ弦が切れた場合の対処」があります。

例えばよく弦が切れてしまう人の場合、1本の弦が切れただけで毎回すべての弦を張り替えていたら大変ですし、お金ももったいないですよね。

なので1本だけ弦が切れたり傷んでしまったときは、次のような基準で弦を交換するのがいいと思います。


1〜2ヶ月くらい使った弦の場合

これくらいの期間張られていた弦は、たとえ切れていなくてもテンション(張力)や音質、錆びなどの面で傷んできていることが多いです。

この場合は切れた1本だけ弦を交換してもまたすぐに別の弦が切れてしまったり、弦によって音に大きなばらつきが出たりしてしまうので、すべての弦を張り替えてしまいましょう。


交換してすぐの弦が切れた場合

例えば弦を全て張り替えて1週間もしないうちに弦が切れてしまった場合。

この場合は他の弦はあまり傷んでいないことが多いので、切れた1本だけを交換すると時間もお金も節約できます。
もちろん、新しい弦と古い弦で多少は音質が変わってしまいますが、気になるほど大きな差にはならないはずです。


弦代節約のために知って欲しい「バラ弦」



弦がすぐに切れてしまうという方は、よりによって「同じ弦ばかり」切れてしまうことが多いと思います。

こうなると困るのが、替え弦の減り方が大きく偏ってしまうこと。
例えば1弦ばかりすぐ切れてしまうという人は、毎回6本セットの弦を買っていてはお金がもったいないですよね。

しかもそれでは2〜5弦ばかり、大量のスペアが出来てしまいます。

なので、こんな場合には「バラ弦」と呼ばれる1弦だけ、3弦だけ、のように1本単位で売られている弦を買うのがおすすめです。
6本のセット弦より少し割高ですが、とくにギター初心者の方にとっては大きな節約になるはず。

バラ弦は大抵の楽器屋さんで扱っていて、値段は弦によって70円〜200円程度です。


5-4 弦の巻き方はメーカーごとに違う



実は弦交換には大きく3種類の「巻き方の流儀」が存在します。

今回田村が紹介した弦の巻き方は、その中でも1番簡単で、使っているメーカー・ギタリストも多い巻き方です。
とくにエレキギターはほとんどのメーカーがこの巻き方でしょう。

ところがアコースティックギターの場合、他にも2種類の有名な巻き方があるので、興味がある方は「ギター弦の3種類の巻き方 |マーチン・ヤマハ・ギブソン巻き」という記事も後で読んでみてくださいね。


5-5 張り替えた弦を長持ちさせるには?

せっかく張り替えた弦、少しでも長く良い音で使いたいですよね。

普段からの弦の扱いやメンテナンス、交換頻度や寿命、さらには弦代を節約する方法などについては出来ればたくさんの人に知っていて欲しいです。

とくに初心者の方にとってはどれもバカにならない内容だと思うので、よかったら「ギターの弦代を節約する方法 |長持ちのコツと安い買い方」という記事も合わせてご覧ください。


POINT
・新しい弦はねじれを取ろう
・古い弦は大げさに緩めて
・弦の巻き数はペグを目安に
・弦の巻き方は隙間なくがコツ
・チューニングで弦を切らないで
・弦は伸ばしっぱなしでも良い

今回はこの6つのポイントを押さえてください。

慣れてしまえばなんてことはない弦交換ですが、初心者の頃はどうしても巻き上がりがボコボコになってしまったり、失敗してしまったりするものです。

しかし、毎回丁寧に弦を張り替えていればすぐに上手に張れるようになるので、初め数回の辛抱です。
弦の張り方はギターのチューニングと音色、さらにはテンション(張力)にまで直接影響するものなので、ぜひ自分なりのコツや流儀を見つけて楽しんでくださいね。


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