防音室自作の3日目(前半)におこなった作業を写真で実況・説明する記事です。
3日目は前半後半で記事を分けて、今回は壁紙のカットやプラダンへの貼り付けと、内壁パネルを仕上げた時の様子をご紹介します。
・壁紙のカット
・壁紙の貼り付け
・プラダンのカット
1.壁紙のカット
まずは内壁パネルに壁紙として貼り付ける模造紙をカットしていきます。
模造紙の丸まりやすい面を上にした様子。
2日目の最後にプラダンを被せて一晩布団の下敷きになっていたので、模造紙の丸まる癖がかなり取れたようです。
3日目はこのカット作業からスタートです。
1-1 模造紙を切る
2日目に引いておいた下書きの線に沿ってハサミでどんどん切っていきます。
柱や壁用の木材加工に比べれば本当に楽で、すいすい作業が進みます。
1-2 端材のカット
模造紙の切れ端のうち30cm以上の幅があるものは、再利用するために30cm幅に切りそろえていきます。
切る時は横着して角を揃えてテープで止め、3枚まとめて切ってしまいました。
結局あとで少しだけズレを切り直すことに。
やはりこの手の作業の手抜きは良くないですね。
2.模造紙の貼り付け
次はカットした模造紙とプラダンを組み合わせてパネルを作っていきます。
まずはカットした模造紙をプラダンに貼り付けていく作業です。
2-1 ボンド水とスプレーボトル(失敗)
2日目に買って来たスプレーボトルと、作っておいたボンド水で模造紙を貼り付ける作戦の様子。
考え方は単純で、ボンド水をスプレー糊のようにして模造紙を貼り付ければ上手くくっつくのではないかという狙いです。
しかし結果的には、紙を真っ直ぐ貼るのがとても難しい上に、シワができてしまう、粘着力が弱い、乾くのに時間がかかるなど問題が多く、この方法での貼り付けは厳しそうです。
2-2 ガムテープを試す
次はオーソドックスにガムテープでの貼り付けを試してみます。
まず長く切ったガムテープを縦に半分だけ模造紙に貼り付けて、
なるべく綺麗に折り返します。
上の面も同じようにして貼り付けます。
これは上手くいきそうですね。
30cm幅にカットしておいた端材は、横幅を合わせて再度カットして、
同じ手順で貼り付けます。
その後、なるべく紙がずれないように注意しながら、模造紙に沿ってプラダンを切り取ってしまいます。
今切り取った面も同じ方法で模造紙とプラダンを貼り付け、内壁パネルの完成です。
しかし、表(部屋の内側になる面)から見ると、縁のガムテープがヨレヨレでなんともカッコがつかないですね。
せっかくなら見た目も綺麗な方がいいので、もっとうまく貼る方法を考えてみます。
2-4 ガムテープを裏返す(2枚目)
まずは長く切ったガムテープを、接着面を上にしてプラダンの横に寝かせます。
そしておおよそ半分の位置にプラダンをそっと置いてガムテープを貼り付けます。
最後にプラダンと模造紙の角を揃えれば、後はガムテープを折り返すだけです。
残った面もガムテープの貼り方だけ変えて、1枚目のパネルと同じように作業していきます。
この方法だと端っこの紙が少し浮いてしまったりするのが難点のようですね。
しかし表面の仕上がりはこの通り、かなり綺麗になりました。
2-5 4隅を止める
ここからさらに2段階を経て綺麗になるんですが、長いので最終的な方法をまとめてしまいます。
まずガムテープを細長く切ったものをたくさん作っておきます。
そしてその細切りガムテープを使ってプラダンと模造紙の角をぴったり合わせて仮止めします。
2日目に模造紙を固定したときの要領と同じで、写真のように4隅を対角線で引っ張るようにガムテープで止めるとたわみなく模造紙を張れます。
さらに下側の模造紙も同じように4隅を仮止めした様子。
後は2枚目と同じように長いガムテープで貼り付けて、不要なプラダンを切り離していきます。
こうすると角以外はガムテープの切れ目がなくなるので、表面の見た目はここまで綺麗になりました。
後は同じ方法でパネルを作っていきます。
こうして並べるとふすまのようですね。
3日目前半はここまでで、後半はグラスウール吸音材を扱っていきます。
内面パネルはかなりこだわったものの、予算に余裕があればプラダンではなくて木の板をカットしてもらえば良いだけなのであまり重要ではありません。
後半は内装のメインであるグラスウールの様子をご紹介します。
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