2017年2月3日

弦の寿命と交換時期を判断するポイントとは

こんにちは、田村です。

皆さんは、ギターの弦交換ってどんなタイミングでしていますか?

弦が切れた時、ライブ前、気分転換など、人によって色々なタイミングがありますよね。

では特にイベント前でも弦が切れたわけでもない時はどれくらいの頻度で弦を張り替えればいいんでしょうか。

今回は、弦の寿命や交換時期の判断基準について一緒に考えてみましょう。

※弦がすぐ切れてしまうことにお悩みの方はこちらの記事も合わせてどうぞ。
ギターの弦が切れる原因と対策


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1.弦の寿命の判断方法

弦交換のタイミングというのは、基本的に弦の何かが悪くなってしまった時ですよね。

では逆に、「良い状態の弦」とはどんなものでしょうか。

人によって差はあるものの大きく分けると、

・音が豊か
・弦に張りがある
・錆びていない

の3つが良い弦の基準だと言えるでしょう。

ギターの言葉で言えば「倍音やコイル感が豊かで、弦のテンションが程よく、錆びていない状態」ですね。

ではこれらの要素は大まかにどれくらいで限界がくるんでしょうか。
少し詳しく見ていきましょう。


1-1 コイル感

コイル感とは低音側のいわゆる「巻き弦」が持つ響音のこと。
アコギの場合はとても分かりやすいです。

例えば、張り替えたての弦ってなんとなく音にリバーブがかかったような、ホワンホワンと響くような感じがしますよね。
あの綺麗に音が残響する感じが「コイル感」です。

コイル感は、ギターの持つ非常に大きな魅力の1つですが、とても早く減衰してしまいます。
おそらく、普通だと張り替えてから1週間程度、長持ちしても2週間は持たないでしょう。

練習のときにはあまり気にするポイントではないですが、例えばライブやレコーディングの時に少しでも美しいコイル感を出したい場合は、張り替えて1週間以内の弦の方が良いと思います。

とくに生音では違いがはっきり出てくるので、アコギ弾きの方は少し意識しておきましょう。


1-2 倍音

倍音とは音色の中でも「音が豊かだな」という印象を受ける成分のこと。

よく太い音とも言われますが、 倍音があるのとないのとでは「音の抜けと迫力」が全く違ってきます。
例えば、弦を交換したばかりの「音が前に出てくる感じ」や、「粒立ちがはっきりして艶がある感じ」はこの倍音からくる部分も大きいです。

倍音の寿命は、コイル感に比べると長く、毎日弾いていても3週間から1ヶ月くらいは大きな減衰はしません。

時間がたって倍音が少なくなってくると、ギターの音の魅力はかなり減って「ゴムっぽい音」になり、バンド内での音抜けも悪くなってしまいます。
また、同時にピックでの繊細なニュアンス表現も難しくなるので、ライブ・レコーディングはもちろん、音色を意識した練習をしている場合も、1ヶ月程度で弦を張り替えるのがおすすめです。

右手のピッキング上達にとって、倍音に富んだ音の出せる弦というのはとても大切なので、なんとか良い状態でキープしましょう。

※補足、おすすめ記事
倍音に関して、右に出る者がいないほどの長寿命弦エリクサーについて。
万能とまでは言いませんが錆びに強く、練習・ライブ共にとても重宝している弦です。

1-3 テンション

テンションといっても、当然気分が良いとか落ち込んでるとかの意味じゃないですよ?

ギターで言うところのテンションとは、弦の張力のこと。
この張力が落ちることによって、先ほどの倍音やコイル感は大きく劣化してしまいます。

またギターのテンションが落ちてくると、アタック音に張り合いがなくなる、弦がビビるなどの影響も出てきます。
張力が下がれば弦は柔らかくなるので、左手の弾きやすさは増すんですけどね。

テンションは弦がギターに引っ張られることで時間とともに下がってしまうものなので、長持ちさせるのは困難です。

通常、弦を張った状態でギターを保管していればテンションの寿命は1ヶ月ほどでしょう。

よほどテンションが緩んで弾きづらい場合でなければ、テンションを理由に弦を張り替える必要はありません。
しかし、テンションが落ちればギターの音は確実に劣化していくので、よく耳を傾けておいてくださいね。

ギター保管時の弦の扱いについて興味がある方は「ギター保管で弦を緩めるメリットとデメリット」という記事も合わせてどうぞ。


1-4 弦の錆び

人によってはかなり苦労することになるのがこの「錆び」です。

弦がひどく錆びると、音の劣化はもちろんですが、チューニングも悪くなってきます。

特にエレキギターやアコギで「高い位置のフレット」を演奏する場合は、バカにできないレベルでチューニングが狂うんです。

この錆びについての弦の交換時期は、おそらく普通の人で1ヶ月〜2ヶ月ほどだと思います。
田村の場合は、昔は錆びが原因で毎月弦を交換していました。

弦の錆びは、日々のメンテナンスをきちんと行えばある程度防げますし、あまり錆びないのなら気にすることはありません。
しかし逆に錆びた弦を放置すると、練習にもギターにも良くないので無理せず交換しましょう。

弦の錆びについては下の記事で詳しく扱っていますので、錆びに悩んでいる方はぜひ後で読んでみて下さいね。

ギターの弦の錆びによる影響とその防止対策。

コーティング弦の仕組みと寿命 |錆びない弦の真相と比較


2.弦交換の時期・頻度の目安

「それで結局どれくらいの頻度で弦交換をするのが良いの?」ということについてですが、通常の弦を使っている場合、1ヶ月を目安に弦を張り替えてみるのがいいと思います。

1ヶ月であれば色々な面で弦が傷みすぎることもなく、きれいな状態の音でギターが練習できますし、そのうちどんな状態が「良い弦」と言えるのかも分かってくるはずです。
ただ、夏場はとくに錆びにだけはよく注意しておいて下さい。

慣れてきたら少しずつ、自分でギターの弦の状態を見ながら弦交換のタイミングがつかめるようになってきます。
冬場は弦が錆びにくいので、2〜3ヶ月張りっぱなしにしてテンションや音色の変化を試すのも面白いかもしれませんね。


3.ライブ前に弦交換はすべき?

ライブの前の日や直前にギターの弦を替えてもいいものか悩むことって結構ありますよね。
田村も、弦がすぐに切れてしまうことに悩んでいたときは「なるべく直前に張り替えたい」と思っていました。

しかし結論から言えば「ライブ直前の弦交換はなるべく避けたほうがいい」です。
その理由はチューニングが狂いやすくなってしまうから。

これはこの後で紹介する「弦交換のきれいさや上手さ」によっても少し変わってくるんですが、弦交換したばかりの弦はどうしても伸びやすく、チューニングが不安定になってしまいます。

なので新しくきらびやかな音で演奏したい場合でも、少なくとも前日には弦を張り替えて、少し弾き慣らしておく方が無難でしょう。

新しい弦と古い弦では音のメリハリやhigh-midの出方が全く違うので、音色の面ではお好みの「古さ加減」を見つけてみてください。
田村は新しめが好きで、弦交換の後3日〜1週間ほどの弦の音が1番好きです。


4.弦交換の方法は?

そうは言っても「弦交換のやり方なんて分からない」という方もいますよね。

弦交換は、弦の巻き方、張り替えの丁寧さ、新しい弦へのちょっとした一工夫などでも大きくギターの音と安定性が変わってくる大切なメンテナンスのひとつです。
なので初心者の方や、これからはじめての弦交換に挑戦するという方も、ぜひきれいな巻き方を出来るようになってくださいね。

弦の交換方法については「ギター弦交換の方法 |きれいに張り替えるコツと注意点とは」という記事で詳しく紹介しています。


まとめ

弦の寿命や張り替え時期についてなんとなくイメージしていただけましたか?

つまるところ、弦交換の基準は「音色と錆び」です。

音に関しては、ライブ、レコーディング、練習など、皆さんのギターの使用場面に合わせて、どこまで新しい弦の方が良いか考えていただければと思います。

逆に、音なんて気にしないという場合は、錆びだけに気をつけていれば大丈夫です。

特に「手汗は少ないしあんまり弦錆びないんだよね〜」という方は、ほとんど弦交換の必要がないかもしれませんね。

昔はたとえ錆びても音が悪くなっても、弦は切れるまで放置していた田村ですが、今にしてみるとギターにとっても自分の練習にとってもあまり良くなかったなと思います。

なのでギターと皆さん自身の上達のためにも、なるべく弦はこまめに交換するようにしてくださいね。


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