2016年12月30日

ギターの右手・ピッキングの練習方法(レベル・上達目標別)

ギターのピッキングがもっと上手になりたいけど一体何から、どうやって練習すればいいの?

独学でギターを練習していると、ピッキング上達の方法に悩むことって多いですよね。
その大きな理由の1つは、きっと「自分の苦手に合った練習方法がうまく見つけられない」からだと思います。

例えば先輩や先生にギターを教わる場合、自分のピッキングの良くないところや、それをどんな練習で改善できるかなど、色々なアドバイスがもらえます。
ところが、これを全部自分でしようとすると実はとても難しいことなんです。

なので、独学のギターで本当に大切なのは「方法」よりも「意味」を理解すること。

今回は自分に合ったピッキングの課題や目標の見つけ方と、それに合わせた練習方法を一緒に見ていきましょう。


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1.右手・ピッキングの上達目標と課題を決めよう

突然ですが、皆さんはギターのピッキングで「どんな風に上手くなりたいのか」や、「良い右手・ピッキングとは何なのか」について考えたことはありますか?

もちろんあまり難しいことを考える必要はありませんが、実は具体的な目標があるかどうかでギターの上達スピードは大きく変わってくるんです。

なので、まずは皆さんなりの「ピッキング上達目標」を立ててみてください。
ギター初心者の方は簡単なものやシンプルなもので十分です。

また、「どんな悩みを解決するためにどんな練習をすればいいのか」の例もいくつか書いておくので良かったら参考にしてくださいね。




1-1 弦を切れにくくする

ピッキングの悩みで最もわかりやすいのがこの「弦の切れやすさ」です。

以前「ギターの弦が切れる原因と対策のすべて」という記事でも扱ったんですが、ピックが弦に引っかかる癖がある方はかなり弦が切れやすくなってしまいます。
田村も初心者のころは本当に悩まされました。

弦が切れる原因はピッキングや右手のせいとは限りませんが、

・いつも特定の弦が切れる
・アップピッキングがぎこちない
・ギターを弾いていると右手人指し指が痛くなる

などの場合は「脱力」をテーマにしたピッキング練習で弦の切れる頻度をかなり改善できるかもしれません。

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1-2 アップピッキングのとき指が痛いのを治す

アップピッキングのときに右手の人指し指が痛いというのもギターではよくある悩み。
きっとギタリストなら誰でも一度は経験があると思います。

これはピッキングのフォームや癖に関係することなので、一度痛くなるとなかなか抜け出せずに苦労しますよね。
田村自身も以前はアップピッキングが苦手で人指し指が痛くなり、それを治すために練習してさらに痛くなるという悪循環におちいっていました。

これは「ピックの持ち方」と「右手(とくに指先)の脱力」が練習の課題になってきます。

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1-3 ピックがずれるのを防ぐ

ギターを弾いているとピックがずれてくるというのも厄介な悩みの種ですよね。

これはピッキングの軌道や角度などいろいろな原因が考えられますが、ピックがずれるとギターの演奏性が大きく下がってしまうので困ってしまいます。

ピックのずれについては「ギターのピックがずれる6つの原因と直すための練習方法」という記事で原因と練習方法を紹介しているのでそちらへどうぞ。


1-4 ギターの出音に迫力と音抜けを持たせる

ある程度ギターにも慣れて、初心者を抜け出そうかという人に多いのがこの「音の抜けと迫力」についての悩みです。

例えば、プロと同じフレーズを弾いているはずなのになぜか音がペラペラだったり、周りに埋もれて全く音が抜けて来なかったり、どこか頼りない音だったりっていう経験って誰にでもありますよね。

バンド、特にコピーバンドをされている方は、この原因が機材(ギターやエフェクター)のせいなのか、右手ピッキングのせいなのか、それともイコライズや音作りのせいなのかで一度は悩んだことがあるはず。

これには色んな原因が絡み合って来ますが、主な原因はピッキングでの「右手の軌道」と「脱力」による場合が多いので、それをテーマに練習してみましょう。

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1-5 右手で音作りの土台を作る

ギターや演奏に余裕が出て来て、自分の演奏が聞けるようになってくると困るのが「音作りがしにくい」という問題。

どれだけイコライザーをフル活用して音作りをしても効果が薄い、高い音が耳に痛い、バッキングで同じ弦ばかり強く鳴るなどに覚えがある方は要注意です。

もちろんアンプやエフェクターの使い方、イコライザーの使い方に慣れていなければ音作りも上手くいきませんが、それでも「ピッキングのきれいな人の音作り」は非常に楽な印象があります。

田村も音作りにはかなり長い間あれこれ悩みましたが、結局は「右手とピッキングの上達による部分が大きいのでは?」という結論になりました。

右手・ピッキングでの音作りは、「6本の弦を均一に鳴らすこと」と「脱力」が練習のテーマです。

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1-6 色気のある音・きれいな歪みを出す

アコギのバッキングがどうしても優しい音に出来ない、エレキギターのバッキングが高音ばかり歪んでうるさい、などに悩んでいる方もいるかもしれませんね。

これはほとんどの場合、音作りやエフェクター選びではなく「ピッキングのこすれ」が原因。
例えば黒板を引っ掻く音や、はじめたばかりのバイオリン演奏などはとても聞いていられるものではないですが、あれに近い原理(摩擦)で耳に痛い音が出ています。

ピッキングと右手の主な課題は「ピックの角度」「弦の弾き方」「脱力」です。

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1-7 アクセントと抑揚をつける

きれいなピッキングが出来るようになっても、ずっと同じような弾き方では聴いている側が退屈してしまいますよね。

ギターの音に心地いいアクセントや抑揚をつけるために必要なのは音の強弱や音色のバランスをコントロールすること。
例えばスネアドラムに合わせたアクセントを付けたり、曲の展開に合わせて低音や高音を強調してみたりすると、音楽としての魅力がグッと上がります。

ピッキングと右手でアクセントをつけるためには「6本の弦を均一に鳴らすこと」と「手首のスナップ」をうまく使いこなせるようになりましょう。

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1-8 単音リフやソロをかっこよく

これは特にエレキギターの方に多い悩みですが、バッキングはそこそこ弾けるのに「太くてかっこいい音のリフやソロ」が弾きこなせなくて困ったことってありませんか?

音を太くするためにブースターやコンプ、ディレイなどの音をどんどん重ねてしまうと、周りの楽器の「美味しい部分」を全て食い尽くす凶悪な音のギターになってしまうかもしれません。

単音のピッキングも基本はコードバッキングと同じですが、より狭い範囲での正確なピッキングが求められるので、少し専用の練習をして単音ソロやリフの感覚をつかむ必要があるでしょう。

ギターソロの場合は左手のミュートなどもとても大切になってきますが、右手の課題は「コードバッキングと単音ピッキングの違いに慣れること」「右手を正確にコントロールすること」などです。

ギターの練習に正しい順番などないですが、個人的には先にコードバッキングの精度を上げるのがおすすめです。


2.ピッキングの練習方法メニュー

ここからはレベル・内容別にピッキングの練習方法を見ていきましょう。



①ピックの持ち方

・準備中(7〜8月中に公開予定)

ギターのピッキングを練習する上で実はとても大切なのがピックの持ち方。

脱力編の記事でも紹介しますが、ピックを持つ力加減ひとつでもピッキングの音は大きく変わるものです。
まず基本に立ち返ってピックの持ち方から始めたい方や、今まであまり気にしてなかったという方はぜひ一度確認してみて下さい。

※ピックの持ち方の記事公開は今しばらくお待ちください。


②ピッキングフォームの理想形


初心者の人にもそうでない人にも知っておいて欲しいのが、ギターにおいて「良い」と言われているピッキングフォームについてです。

「もう知ってるよ」と言う方は、「どうしてそのフォームが良いのか」まで考えたことはありますか?

ピッキングの練習に入る前にフォームの基本的な役割を確認しておけば上達も早いですし、今後「自分なりの練習法を考える」時にも必ず役に立ちます。
とくに独学の方には初めに読んでみて欲しい記事です。


③鏡を使ったピッキング練習

鏡を使ったギターの右手・ピッキングフォームの練習方法

ギター初心者の方におすすめしたいのが鏡や動画を使ったピッキングフォームの練習。

まずは大まかにピックの軌道をコントロール出来るようになるのが目標です。

ピッキングフォームのおおよその形が出来るように練習の手順をご紹介しています。

ちなみに、初心者の方に限らずギターを練習する時には鏡か動画などを使うようにすると上達が早いですよ。


④脱力と角度を意識したピッキング練習


少しステップアップして出音の改善や、弦切れを減らしたい方におすすめなのが脱力したピッキングの練習。

ピッキングの力を適度に抜いて弦の引っかかりを防ぐことと、ついでにピックの角度も真っ直ぐにすることが目標です。

脱力したピッキングのメリットから、どんな風に脱力を練習・習得していけば良いのかをご紹介しています。

ピッキングの中では初心者から中級者への壁だと言っても良いでしょう。


⑤6本の弦が均一なピッキング練習


さらにピッキングの質を高めて右手とピックのコントロールを磨くために挑戦して欲しいのが6本の弦を均一に鳴らすピッキングの練習。

均一なピッキングと不均一なピッキングを使い分けられるようになることが目標です。

かなり繊細なピックコントロールが必要ですが、バッキング音の安定感や自然な抑揚にもつながる大切な技術です。


⑥スナップと手首を使ったピッキング練習

ギターの手首の使い方 |右手のスナップとその練習方法

曲にはっきりとした気持ちのいいアクセントをつけるために必要なのが手首とスナップを使ったピッキングの練習。

腕や手首に力を入れることなく、スナップのスピードによって小気味良い抑揚を出すことが目標です。


まとめ

ピッキングを練習していくためのヒントや方針はつかめましたか?

田村はなんだか偉そうに記事を書いていますが、独学でピッキングを練習中の方に忘れないで欲しいのは「正しいピッキングなんてない」ということ。

一般的に良いと言われているピッキング方法や、多くの人が好きなギターの弾き方はたしかにあります。
しかし、万人が好きな音だから目指すというよりは、出来れば「今出来ない弾き方に挑戦してみる」くらいの気持ちでいて下さい。

例えば、脱力したピッキングが出来ない人に比べて、脱力も出来た方がその分色んな表現が出来ますよね。
色々なピッキングの方法で音を出すことが出来れば、それだけ思い通りに、豊かな表現でギターが弾けるようになります。

でも逆に、力を込めたピッキング一本でも魅力のある演奏をする人は確かにいるんです。
なので、「正しいかどうか、万人受けするかどうか」よりも、あくまで「自分の好きなギターの音」を大切にしながら、少しずつまだ見ぬ演奏法も練習してみて下さい。


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